不登校になってしまった子どもは、そのままでいるとまず間違いなく勉強が遅れてしまいます。
生きていくだけなら必要のないことかも知れませんが、「学習できるかどうか」というところで今後の人生に大きく影響を与えるのも事実。
- 学習する子どもは、自分が興味を持ったものを自分で調べ、知識として身につける下地を得られる
- 学習しない子どもは、学ぶことを諦めて周りに流されてしまう人間になる
筆者が不登校になったとき数年間は勉強に手がつきませんでした。
学習をしない間は、世の中のことに何も興味を持てずただ流されるままに毎日を無駄に過ごしていました。
でも、自分から学習することを覚えてからは変化が非常に早かったです。
周りに流されるだけの人間から、率先的に知識を身につけて人に教えるような立場になりました。
自分の力で学習することは、たとえ不登校の子どもであっても変わりません。
学校で強要されるだけの勉強では子どもにとっては苦痛かも知れませんよね?
それなら、自分から意欲的に学習できる方法を知っておきましょう!
「学習する」意欲を持てば、その後の人生が変わる
意欲を引き出す教材を用意して、中身のある学習を続けることで子どもは力をつけます。
ここでは学習力を引き出すための方法に限定してまとめていますので、参考にしてみてください。
1.自宅でオンライン学習
家に引きこもったまま出られないなら、家でもできる学習に切り替えることをおすすめします。
不登校の子どもに多い特徴ですが、神経をすり減らしてしまう学校に行くよりも、家で学習する方が集中できることがあるんですよ。
それに最近はオンライン教材も豊富にあり、学校とは違って自分だけのペースで学習ができるように配慮されているものが増えてきました。
中でも筆者のオススメは『すらら』というオンライン教材です。
不登校の子どもでも楽しく意欲的に学習でき、ハマった子は家にいる間ずっと学習しているほどの中毒性があるようですよ。
2.塾で「わかる」を学ぶ学習
塾の種類
- マンツーマン方式⇨◎
- 映像で学習する方式⇨○
- 教室方式⇨NG
塾とはいっても、勉強方法には色々な種類がありますよね?
不登校になった子どもにとっては「不登校に理解のある講師」とのマンツーマン方式で学べる塾が一番向いています。
講師と相談して自分のペースで学べるようになると、人と触れ合ういい機会にもなりますからね。
ただ、講師と子どもの相性もあるので、必ずしもいい人間関係を作れるとは言えないのがつらいところ。
反対に、学校の教室と同じように複数人で受ける形式の塾はおすすめしません。
学校に行けなくて悩んでいるのに、わざわざ学校と同じスタイルの塾を選ぶメリットはないはずですからね。
3.家庭教師による学習
不登校の子どもに向けて、家庭訪問をして学習を手助けしてくれる機関があります。
「お住いの地域 + 不登校 家庭教師」で検索すればいくつか出てくると思いますよ。
ただ不登校の子どもは、他人が自宅に訪問してくることに対して拒絶してしまうことがよくあります。
なので、いきなり家に家庭教師を呼んでもうまくいかないことの方が多いですね。
なかには子どもの意欲を引き出すのが非常にうまい講師もいますが、そんな相手に確実に当たる保証はないです。
他人を自宅に呼ぶ前に、オンライン学習などを試して学習意欲を引き出すことから始めてみても遅くはありませんよ。
子どもの「やりたい」を大切にしましょう
子どもが目標を持っているなら、一直線にやるべき学習をしてもいいかもしれません。
たとえば、子どもが将来は美容院で働きたいと考えていたとします。
それなら学校の勉強をさせるよりも、「美容師になるために必要な学習」をさせてあげたほうがいいですね。
学校で勉強する内容よりも、子どもが「学びたい」と感じるほどの意欲を持っているものに目を向けてみましょう。
子どもの意欲を奪ってまで、学校の勉強をさせることが正しいことでしょうか?
一番大切なのは学習する意欲のはずですよね。