不登校の日々を過ごした、かずのこです。
筆者は中学1年生のころに不登校となり、なんとか進学した高校を中退して高認試験予備校へ通うようになった経験があります。
しかし、当時筆者以上に悩んでいた人がいます。それは両親です。
当たり前のように通っていた学校に突然通えなくなり、不登校になってしまった自分の子ども・・・そんなのを前にしたら平静じゃいられませんよね。
そこで両親の当時の心境が気になった筆者は、実の母親に聞いてみることにしました。
すると、意外にも面白い話が聞けましたよ。
子どもが不登校になったときに親がとるべき関わり方がわからないという親は必見です。
【母と話す】子どもがいきなり不登校になったらどうすればいい?






そう、筆者が不登校になったことに一番ショックを受けていたのは父親でした。
父は「学校に通うことは当たり前のことで、行かないなんてことがあるなんて思いもしなかった。」と言っていたことがあります。
だから自分の子どもが学校に通えないことに焦り、学校に戻れるように色んな方法を試したんですよね。
母は子どもの思うようにやらせ、父は学校に戻れるように尽力する。
そういった教育方針の違いで衝突することもあったりして、我が家は一時不穏な空気に包まれたこともありました。
子どもが学校に戻れないと判断したら、焦らなくても良い方法を探すことが大事!









実は我が家でも、中学生の間は中途半端なことをいつまでも続けていて「学校に行くか」「学校に行けないか」それだけで一喜一憂していたことがあります。
そのせいで不登校に悩んだまま13歳から18歳まで不毛に過ごしました。
「やっぱり学校は合わない」と折り合いをつけていれば、もっと早くに他の方法を探ることができたかもしれません。
でも、当事者になると急に視野が狭くなってしまうんです。それは親も子も同じ。
学校は合わないんだと答えを出すのは難しいけど、親と子がお互いできるだけしんどくならないやり方を見つけられるようにしたいですよね。
母が不登校の子どもをもつ親に伝えたいこと



いじめならいじめで原因がすぐに分かる。けどあんたみたいに原因がまったくわからず無気力になることもあるんよ。






母がここまで強気に言えるのは、不登校の子どもと一生懸命向き合った経験があるから。
筆者がサラリーマンのときよりもフリーランスとして動く方が性に合っているのを見て、「自分に合う生き方」に寛容になっているからともとれます。
だからこそ現在も不登校で悩んでいる親子に、「それだけが答えじゃない」と選択肢を提示したいんです。
「学校」は必ずしも良い環境ばかりじゃないですよ




学校だけじゃなく、集団があるところはすべて同じような傾向があります。
留学や自由教育など生き方が多様化している現代において、いつまでも子どもの才能を押し込めておく必要はないはず。
親の偏見は子どもの未来を殺しかねない







母親との話はここまでです。
ようするに、親が「学校に行けないことは悪」と決めつけていると、子どもの可能性を殺すことになるよってハナシでした。
子どもに一番近いのは両親。その両親に否定されることはなによりもショックなことですからね。
子どもが不登校になったとき、誰よりも味方になってあげられるのは親
母は不登校だった筆者をもった経験が幸いしてか、友達や仕事のお客さんから不登校に関する相談を持ちかけられるようになったようです。
そんなとき母はいつも「子どものことを考えて」という言葉を使うそうです。
学校に行けない子どもを恥と思うのは、親の勝手なエゴ。
子どものことを考えるなら、子どもが本当にしたいことをいっしょに探してあげられるはずですよ。