こんにちは。かずのこです。
不登校の本は腐るほどありますが、内容は「不登校の原因をさぐれ」や「子どもを学校に戻す戦略」など、昭和にモラルを置いてきたのかと疑うような代物がおおいですよね。
しかし最近では、不登校の本に“変化”が訪れています。
これまでの根性論では通用しないことがようやく世間に伝わったのか、はたまた不登校経験者が本をかける年齢になったからか・・・
それはともかく、不登校の本がようやく当事者たちにオススメできる内容になってきたなと感じたので、ここらでひとつオススメの本を紹介をしようと思います。
不登校の当事者に読んでほしいオススメの本
1.『学校は行かなくてもいい ――親子で読みたい「正しい不登校のやり方」』(小幡和輝)
Twitterのハッシュタグで「#不登校は不幸じゃない」と検索すると出てくる小幡和輝さんが書いた本。
彼は不登校を10年間経験し、高校3年生で起業。そして1億円社長になるという驚異の経歴を持ちます。
めちゃめちゃスゴイ才能を持っているかというとそういうわけじゃなく、ぼくらと同じように不登校を経験した人なんだと思わせる顔つきをしています。
漫画も入ってたりして読みやすいです。また、不登校経験者の経験談も合間に入っていて読み応えがあります。スッキリこってり。
2.『学校に行きたくない君へ』(全国不登校新聞社)
不登校経験者・当事者たちが、体当たり取材で著名人に話を聞いたという本です。
様々な経験をしてこられた総勢20名の方が「不登校」という悩みを抱えている人々にメッセージをおくるという内容ですね。
不登校を様々な観点から感じることができるので、視野を広げるのにとてもいいですね。
- 樹木希林 難があってこそ育つ
- 荒木飛呂彦 自分に自信を持つために修行する
- 柴田元幸 小さいころから、世界は筋が通らない場所だと思っていた
- リリー・フランキー 「こうだったらいい」とたくさん想像する
- 雨宮処凛 さまようことが自分を豊かにする
- 西原理恵子 原因究明よりも明日の飯
- 田口トモロヲ あきらめるのは、肯定するのと同じ勇気がいる
- 横尾忠則 孤独になっているときこそ、自分が成長するチャンス
- 玄侑宗久 私たちはもっと揺らいでいい
- 宮本亜門 「不安がる自分」を否定せず、やりたいことをやる
- 山田玲司 マシな罪人として楽しくやっていく
- 高山みなみ 不安は誰でも持っている
- 辻村深月 楽しいことがあれば、それを生きる理由に
- 羽生善治 いつ始めても、いつやめてもいい
- 押井守 「プラスマイナスゼロ」の人生ならおもしろい
- 萩尾望都 あなたの感動を羅針盤に
- 内田樹 学びとは「不全感」より始まる
- 安冨歩 東大生も不登校生も悩みの根は同じ
- 小熊英二 頭の力を抜いてごらん、君は生きている
- 茂木健一郎 脳には個性があり、その差に上下はない
3.『不登校は1日3分の働きかけで99%解決する』(森田直樹)
不登校の解決策の“あくまで一つの例”として読んでほしいのがこの本。
再登校に導く三つのポイント「自信の水をつくる」「コンプリメント(“よさ”に気づかせる)」「観察記録を付ける」を実践していこうという内容の本です。
1日3分とありますが、実際にはたくさん考えなきゃいけないことがあるし、努力も必要です。
それでも親としてできることがあるので、どうしたら良いかわからないと思っている親に読んでほしいですね。
一番大事なのは「どうにかしたい」「どうにかしてあげたい」と思える心
- 「不登校」について知りたい
- 子どもに笑顔になってもらいたい
そう思える心が一番大事です。
もちろん、不登校に関する本を読もうという気持ちも、全てが良い方向に向かう第一歩ですよ。